エフィカシーを上げる

コーチコーチの重要な役割には、その人のエフィカシーを上げることがあります。自分はすごいんだと、勘違いさせるのもコーチの仕事です。そういう意味では、日本のプロ野球では野村監督よりも長嶋監督のほうがいいコーチかもしれません。過去のデータをたくさんそろえるよりもエフィカシーを上げるのが、はるかに重要です。

時には実力以上の力を引き出すのも、コーチの力量なのです。アメリカのトッププロゴルファーであるタイガー・ウッズの父親は元アメリカの特殊部隊グリーンベレーの大佐で、そこで高いエフィカシーを維持する大切さを学びました。グリーンベレーの教育プログラムを考案したのは、ルー・タイスです。タイガーは父の教えによって、いつも徹底して高いエフィカシーを持っています。

タイガー・ウッズの高いパフォーマンスはそこから来ているといえるでしょう。巨人の原監督は拙著『心の操縦術』(PHP研究所)の愛読者で、選手にも薦めていると聞きました。選手のマインドを変革したのが今年のリーグ優勝に結びついたと言っているそうです。監督として戦うWBCの結果が楽しみです。

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